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木村歯科のブログをご紹介します
歯周病と全身疾患
投稿日:2025年09月12日
こんにちは!
埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の三田です。
最近、大阪万博に6月と7月行ってきました!
大屋根リングや建造物のスケールに感動したのはもちろん、とても刺激的で楽しい学べる経験になりました😌
医療の進歩というものも実際に見て学んで、治そうする努力と化学の力を感じ、明るい未来が見えてきそうな気がしました!

そんな色んな展示がある中、歯科に関する展示も掲載されていました🦷
皆さんは「歯周病」は体のどこに影響する病気だと思いますか?実は歯周病は、口の中、歯ぐきや骨に炎症を起こすだけでなく、全身の健康にも大きく関係していることが分かっています。
歯周病は細菌によって引き起こされる感染症です。歯ぐきが腫れたり出血したりするだけでなく、進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯を失う原因にもなります。
さらに、歯周病の炎症や細菌が血流に乗って全身に広がることで、さまざまな病気と深く関わることが明らかになっています。
例えば、糖尿病との関係はよく知られています。歯周病があると血糖値のコントロールが難しくなり、逆に糖尿病の方は歯周病が進行しやすい、という相互作用があります。
また、心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化性疾患にも関与することが分かっています。歯周病菌が血管に炎症を起こし、血栓を作りやすくするのです。さらに、妊娠中の方では早産や低体重児出産のリスクが高まることも報告されています。
このように、歯周病は全身の健康状態にも関わりがある病気なのです。
その展示の中では、毎年1回受ける健康診断の時に唾液を採取し、歯周病リスクを早期発見し全身疾患のリスクを低減に繋がるシステムを行う時代がやってくるとのことでした。
当院でも唾液検査というお口の中のリスクをグラフ化して調べられる検査を行っております。
毎日の歯みがきや定期的な歯科医院でのクリーニングを行い、そして歯周病の早期発見・早期治療をして健康づくりをしていきましょう!