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木村歯科のブログをご紹介します

【群馬読売】タウンぐんま記事②

投稿日:2025年09月22日

群馬読売のタウンぐんまに掲載されています院長コラムですが、

今回は、4月に発行された内容を共有させていただきます!

是非お読みください!

①治したはずなのにまた治療?~歯科医のひとりごと~

埼玉県羽生市の木村歯科医院の院長の木村です。

皆さんは過去に虫歯の治療を終わらせた歯でも、その後何度も治療していませんか?

それもそのはずで、詰めたり被せたりした歯の平均寿命は、世界的に平均7年、1本の歯を5回治療すると寿命になる(歯を抜く)と言われています。もちろん、普段の手入れや歯の質などにより、治療後も20年、30年と持つ歯もありますが歯の治療は歯の修理なので元には戻らないのです。

一般的に最初の永久歯は6歳前後に生えてきますが、仮に永久歯の6歳臼歯が生えてすぐ(小学1年位)虫歯になり、削って詰めたとします。

平均で考えますと、7年後の13歳(中学校1年位)でまた虫歯になり、部分的な金属に型をとって詰め直します。

さらに7年後の20歳の時、いそがしくて放って置いたら痛みがだんだんと我慢できなくなって歯科医院に行き、今度は神経を取ることになります。神経を取った歯はもろくなるため、全体を被せる治療となります。そして7年後の27歳で被せた歯が根の先の病気となり、以前被せた冠を削ってはずし、もう一度根の治療をして新しい冠を被せ直します。

さらに7年後34歳で歯の根っこがもろくなってひびが入り、ついに歯を抜くことになります。そして抜いた歯の部分を入れ歯にしたくないので無くなった歯の部分の両端の歯を削りブリッジという3本にわたる銀歯を入れて安心してしまうのです。

両端の歯を削ったために7年の法則が始まってしまうのにです。

あくまでも歯に対して不具合が起こった時以外に何の手立てもしなかった場合の予想です。

入れ歯や橋渡しのブリッジ治療をしても、中には元のように噛めるから良いという方もいます。

しかし、その7年後…年々歯を失っていくのあれば、歯の修理ではなく、むし歯にならないように予防するのが一番なのです。

いかがでしょうか? 次回からは、どうしたらそれを最小限にできるかをお話ししたいと思います。