お子様の虫歯予防

投稿日:2020年5月12日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の太田です。

みなさんはお家での時間はいかがお過ごしでしょうか?

私は、フィットネス系の動画を見て体を動かすようにするのが最近のマイブームです。

始めた頃は筋肉痛で歩くのも大変になってしまい運動不足を痛感したので、続けようと思います。

 

お家での時間が増えて、お子さんの虫歯が大丈夫か心配されている方も多いと思います。
そこで今回は、お家でお子さんと過ごすときに気を付けて見て頂きたいポイントがありますので、注意して頂けたらと思います。

・よく噛んでいるかどうか
食べ物をよく噛むことによって唾液が多く分泌されます。
唾液は虫歯菌が作り出した酸を薄めて虫歯になりにくくしてくれ、唾液に含まれる成分は歯を強くしてくれます。
噛めば噛むほど唾液はたくさん出ますので、日頃からよく噛むこと(一口につき30回が目安)を意識して食事をとるよう心がけましょう。
ただ、食材を小さく細かくしてしまっていると、良く噛まなくても呑み込めてしまうので、食材は大き目に切るようにし、硬めに調理した野菜や、噛むことが必要な食材(こんにゃくやイカなど)を取り入れるとよく噛まないと呑み込めないので、工夫してみてください。

・きちんと鼻呼吸ができているか
呼吸には、鼻から呼吸する「鼻呼吸」と、口から呼吸する「口呼吸」があります。
私たち人間の正常な呼吸は鼻呼吸です。口呼吸を行っていると口の中が乾燥します。
乾燥することで歯の表面のエナメル質が弱くなり、虫歯が進行しやすくなります。
また、そのまま放っておくと、口臭がきつくなったりドライマウスや歯周病の原因になったりします。
子供の場合は、自覚していない場合がほとんどなので、保護者や周りの大人が気にかけてあげることが大切です。
口呼吸を治すには「あいうべ体操」が効果的です。
口呼吸の多くは、舌の位置が悪いことが原因なので、あいうべ体操を行うことで舌が本来の位置に戻り、スムーズに鼻呼吸を行うことができます。
1日30回(1回10セット×3回)ほど行うとよいです。
「あー」と大きく口を開ける
「いー」と思いっきり口を横に引っ張る
「うー」とできるだけ口をとがらせる
「ベー」と舌を下あごにつける気持ちで突き出す

・歯磨きがしっかりできているか
歯垢は歯の表面にしっかりとくっついているため、歯ブラシでパパッと磨いただけは綺麗に落とすことができません。
1ヵ所につき10回~20回程度、全ての歯の汚れを取り除くには3分はかかります。
また、子供には仕上げ磨きが必要です。
子供が自分できちんと歯をみがけるようになるのは小学校3年生頃と言われています。
それまでは、子供一人での歯磨きではほとんど磨けていないと思って頂いたほうが良いです。
保護者の方は毎食後、難しい場合は夜だけでも必ず仕上げ磨きを徹底しましょう。

・間食が多くないか、だらだら食べをしていないか
お口の中は通常、唾液の働きによって中性に保たれています。しかし、糖分を含んだ食事をすると口の中は酸性に傾きます。お口の中が酸性に傾くと、酸で歯の表面が溶けてきてしまうので、中性に戻そうと唾液が中和をし、中性に戻してくれています。
ですが、間食が多く、だらだらと食べてしまうと、お口が中性に戻るタイミングが無くなってしまいます。その結果、虫歯になるリスクが高くなってしまいます。
酸性に一度傾いてしまうと中和されるまで40分ほどかかります。
できるだけ間食を減らし、規則正しい食生活を送るよう心がけましょう。

 

緊急事態宣言の延長を受けまして、木村歯科医院では5月以降の歯科診療業務の縮小および緊急性の低い治療は延期をお願いいたしております。

5月18日(月)以降の診療日は以下の通りです。それ以外の日程は休診とさせて頂いております。

●5月18日(月)・20日(水)・23日(土)

25日(月)以降は少しずつ診療を再開していく予定です。
皆様の安全のため、診療室や待合室が密集しないように予約を制限してご案内させて頂きます。