知らなきゃ損する歯のはなし107が掲載されました!

投稿日:2020年7月13日

カテゴリ:News&Topics 埼東よみうりコラム記事

第7回帰ってきた「知らなきゃ損する歯の話し」通算107回 

昔は「歯が1本くらい無くなっても良いか」と言う方が多くいました。コロナが少し落ち着いてきた今、働き方や生き方も変わることを期待しています。特に体の事や健康に関して、コロナでは死にたくないけど、どうせ生き延びるなら健康で長生きし、要するに歩けておいしく物が食べられる健康寿命を延ばしたいと思うようになりませんか?寝たきりで長生きではないのです。

 昔と違って現代では、歯を失った時に「しまった。もう少ししっかり治療しとけばよかった」と思う方が増えてきています。「歯も指と同じように1本でも失いたくない」と体の一部という気持ちが増えてきたのです。歯も指も大切なのです。

 歯を失わない様に今では予防をすることが浸透してきました。当院でも約半分の来院者の方が「痛くもないのに」予防のため定期的に通って来てくださいます。なぜかと言うと皆さん、歯を失いたくないからです。歯を失った場合、保険診療では俗にいう「入れ歯」となります。歯の無い所に人工の歯を取り外しの機具として入れるのです。しゃべる事や食べる事に慣れるまで苦労をする方が多いです。そもそも口の中に道具を入れるわけですから、今までと同じようにおいしく味わうことや噛み応えは減ってきてしまいます。

 痛くなく噛めるからという事で満足している方もいますが、それはただ慣れているだけです。入れ歯を入れた時点では大丈夫と言っていた方も年々残っている歯を失っていき、だんだん入れ歯部分が大きくなります。そして、徐々に慣れているとは言っても味わいや噛み応えは減っているため、唾も出なくなってくるという悪循環が始まります。詳しくは私の健康講座で月2回お話しし続けていますので、興味のある方はぜひ聞いてみてください。

 超高齢社会に向けて歯科治療も変わっていきます。最新の入れ歯は歯の被せ物と同じように味わいも良く、噛み応えもある上に、万が一長期入院したり寝たきりになったりしても管理ができるようになりました。高齢社会の先進国のヨーロッパでも注目されています。 この入れ歯はコーヌスクローネ義歯(変な名前ですが)と言う名称で昔からありましたが、製作が難しい上に保険適用外なので日本ではあまり浸透しませんでした。

 若い時は一生懸命働いてきたのに、年齢を重ねたら生活を我慢してでも死んでからのためにお金を残すか、死なないようにお金を使い、歩けておいしく物を食べられる快適な生活を過ごすか?

 長くなった人生コロナを機に見直しませんか?

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