飲食物で歯が溶ける??

投稿日:2020年10月13日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。
埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の野本です。

先週末は台風の影響で冷たい雨が降りましたね。気温もぐっと下がり寒い日が続きましたが、皆様体調など崩されていないですか??

肌寒くなってきたので、そろそろ本格的にクローゼットの中を衣替えしなきゃなぁ〜と思っている今日この頃です!!

ところで皆さん、むし歯ではないのに歯が溶けてしまう「酸蝕歯」ってご存知ですか?

酸性度の強い食べ物や飲み物、また逆流した胃酸に日常的にさらされることにより、歯が病的にとけて、痛んでしまう症状をいいます。

 

むし歯→むし歯菌が出す酸によって歯が溶ける病気で、歯の溝や歯間など汚れの溜まった場所から限局的にはじまります。

酸蝕歯→酸が触れた歯面すべてでおきてしまう為、広範囲の歯に被害が拡大しやすい特徴があります。

すっぱいものを欠かさず食べる健康志向の食生活や、ストレス社会のなか増え続けている逆流性食道炎など私たちの食生活や多忙な毎日との関わりがあるので、現代人ならではの生活習慣病として注目されています。

歯はもともと、酸がとても苦手です。酸に触れると化学反応を起こして溶けてしまうからです。

とはいえ、味噌や醤油も酸性です。なのに歯が溶けてなくなってしまわないのは、唾液が酸を洗い流し中和して、歯を守ってくれているからです。

ただし、唾液にも限界があります。強い酸が繰り返し入ってくると、唾液の作用が追いつかず歯が溶けてしまうのです。

たとえば、健康のために酢や柑橘類・ビタミンC入りのドリンク剤など積極的にとっているかた、過剰摂取は要注意です。

もちろん、すっぱいものを積極的にとる健康法は、習慣的に続けてこそ効果があると思います。

ですが、歯が酸に過剰に触れることにより起きてしまうので、酢の原液を飲むのではなく、カプセル入りの酢に替えたり、飲んだ後に水を飲むなど、ちょっとした工夫で歯への影響を減らすことができます。

酸蝕歯は若い頃からの飲食の習慣によって、知らず知らずのうちに積み上げられてしまうものです。

おいしく食べて健康に過ごすためにも、ぜひこの機会にご自身の毎日の習慣をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

院長によるオリエンテーション(旧健康講座)の次回の予定は10月17日(土)16時からです。
参加ご希望の方は0120-255-418までご連絡ください。
スタッフ一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。