歯周病と乳酸菌

投稿日:2021年1月12日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の長谷川です。
前回は口呼吸の原因や影響、改善するトレーニングについてご紹介させていただきました。
今回は、歯周病と乳酸菌の関係やおすすめしているものをご紹介させていただきます!

皆様、歯周病という言葉はよく耳にすると思いますが
それがいったいなんなのか、どのようなものなのかご存知でしょうか。
わたしは歯科医院で働くまで、むし歯もいまのところ無いし、自分の親世代くらいから予防すればいいだろうと思っていました。

ところが違ったのです!
年齢関係なく、誰にでも起こりうるものなのです!

歯周病とは、口の中の細菌の感染によって引き起こされる炎症です。

歯垢の中の細菌によって歯肉に炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気のことで、結果的に歯を失う原因にもなります。
歯垢は皆様も耳にしたことがあるかと思われます。
歯垢はブラッシングが不十分であったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌が歯の表面にくっつきます。
歯垢が蓄積されると歯石になり、ブラッシングだけでは取り除くことができません。
この歯石に細菌が入り込み、気づかない間に歯周病をどんどん進行させていくのです!
とても怖いですよね。

他にも喫煙や遺伝、ストレス、ホルモンバランスなど原因になりうるものは日常にたくさん隠れています。
ここでは原因の1つであるホルモンや菌のバランスを整えるのに、いまとても注目されているものを紹介していきますね!

それは「L.ロイテリ菌」です!
これは乳酸菌のひとつで、ヒト・母乳由来の天然の乳酸菌です。
善玉菌を摂取することにより、体内の菌のバランスを整えるということです。

クリーニングの実施の有無にかかわらず、L.ロイテリ菌の摂取で歯周病の原因菌を抗生物質と同レベルの約95%抑制できることが確認されています。
また、妊娠によるホルモンの影響などで妊婦さんの約8割は歯周病にかかっていると言われています。
細菌の研究では早産や低体重児出産などのリスクが高くなることもわかってきています。
妊娠中の抗生物質の摂取は控えなければいけませんが、L.ロイテリ菌は善玉菌の力を利用するため安心して摂取できるんです。

腸内の善玉菌を増やすことは体の健康を保つだけでなく、キレイで健康的なお肌を守るためにも大変重要です。
当院でも取り扱っていますので、気になる方は是非お声掛けください!
パンフレットもご用意しております♪
体内環境を整え、毎日の歯磨きと歯科医院でのプロによるクリーニングと併用して歯周病を予防していきましょう!

院長によるオリエンテーション(旧健康講座)の次回の予定は以下の通りです。
1月19日(火)15:00~
参加ご希望の方は、0120-255-418までご連絡ください。
スタッフ一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。