カールツァイス 実体顕微鏡

投稿日:2021年10月12日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にある木村歯科医院の田中ょです。

朝の朝礼で、「みのもんた」の話が・・・

知らないスタッフもいたようですが・・・

「みのめんた」は、もっと知らないでしょう。

 

歯科技工士が補綴物の適合精度には欠かせない顕微鏡。

今までは、双眼ルーペ8倍で仕事をしていました。

先月末より、世界有数の眼鏡レンズメーカー

ドイツのカールツァイス社の実体顕微鏡が技工室に2台入りました。

倍率は、8~40倍

アームの動きがとてもスムーズで操作しやすいです。

歯科の技術が進歩するに連れ

より高度な精度を求めるために、実体顕微鏡が必要不可欠に。

双眼ルーペを使用していた時は、背中を丸めて覗き込む体勢でした。

実体顕微鏡になり、姿勢が良くなり

自身の健康にもつながり、より良い環境で作業出来る事に感謝します。

歯科技工士の仕事はどのようなものなのか、

私自身、専門学校に入るまで、全く知りませんでした。

上の写真・・マージンのトリミング作業をしているところです。

最も重要な作業で、ドクターが口腔内で支台歯形成をしたフィニッシングラインを正確に出す作業です。

実体顕微鏡により、よくハッキリみえます。

 

入れ歯、歯の被せ物、歯の詰め物、矯正装置などの加工

歯の色や形を把握する繊細な審美感覚が求められる仕事です。

現在、歯科技工士は、50歳以上が約46%、卒業5年で80%が離職に。

私の同期150名で、続けているのは数名です。

技術習得するまでは、深夜まで働く日々が続きました。

私は、東京都にある歯科技工学校で学び、放課後は歯科医院でアルバイトの生活を送る日々。

歯科医院では、印象採得した形に石膏を流す作業と作業模型の製作。

印象に気泡を入れない、最後臼歯まで高く盛り上げる、

印象用トレーの縁にかぶらないようスパチュラでの操作

なかなかできません。

石膏を操作する難しさに苦戦を強いられていました・・・・

先輩の石膏操作を見ると、まるでケーキ職人のように石膏を操るのです。

2人の先輩、津藤さん大山さん

久々にお会いしたいです。

 

アルバイト先の歯科医院( ^ω^)・・・

歯科材料店が経営していまして、

ドクター5、6名程で大きな歯科医院でした。

事務長さんがお酒好きで、昼間からお酒の匂い・・・

給料日は、事務長が千鳥足で・・・渡しに来ます。

その場で中身を確認しないと、入っていない事も((+_+))

昭和の頃はこんな感じでした・・・いや・・くせが強い事務長さんだからこそ

卒業後は、いくつかのラボ「技工所」で学びました。

仕事を覚え,出来るようになるまでは時間がかかりますし、帰りも遅く休みも取れません。

1つの物を作り上げるまでに手間もかかります。

丁寧な仕事を身につけ、そしてスピードが付いてくると

2、3ケース同時に仕事を進める力がついてきます。

残念ながら辞めてしまう方が多い業界のようですが・・・

私は、料理人の手際の良さを見るのが好きでした。

そして、シェフを支えるスタッフの動きと。

仕事は違いますが、参考になることが詰まっていそうで。

 

歯科技工士の仕事は大変だと思いますが、大変な分喜びも大きく、

魅力のある仕事だと思います。

人の健康を支える。

高齢社会に対応できる。

口もとの美しさの回復。

 

歯科医院内にラボがあることは大きなメリットがあると思います。

仕事ができる技工士あってのことですが。

歯科医師、歯科衛生士と密に話し合える事で、より完成度の高い補綴物を提供することができる。

不具合や修正、入れ歯の修理など必要な時は、直ぐに対応できる。

技工所での経験もありますが、ドクターとのコミュニケーションや、直ぐに対応となると

難しい事でしょう。

 

自分の業界には偉大な先人がたくさんいます。

超高齢化社会でいっそう重要になることでしょう。

 

木村歯科医院では、院長による無料オリエンテーションを毎月開催しております。

「知らなきゃ損する歯の話」や当院歯科衛生士による「コロナに負けない免疫力の話」が聴けます。

次回の日程は・・・

10月19日(土)15:30~

11月16日(火)15:30~となっております。

参加希望の方は、0120-255-418までご連絡してください。

皆様のご参加心よりお待ちしております。