国民皆歯科健診の狙いは?

投稿日:2022年10月15日

カテゴリ:スタッフブログ

皆様こんにちは。埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の江渕です。
最近ぐっと寒くなってきましたが、体調を崩してはないでしょうか?今年の冬はコロナに加え、インフルエンザも流行するようなので体調管理を万全にしましょう!

さて、日々の体調管理の一つの指針となるのが健康診断です。健診結果をみてお酒を控えようであるとか、運動しようと思ったりさせられます。

歯科も健診が存在します。

現在、日本で行われている歯科健診の対象は、1歳半、3歳児、高校までの学校に通う子供、塩酸などの化学物質を扱う人などです。大学生や一部を除く社会人は義務化されておりません。厚生労働省の資料によると1年以内に健診を受けた成人は、2人に1人ということです。他にも「5年行ってない」、「悪くならないと行かない」という声も。歯科医院へは健診という形ではなく、治療に行くという方が多いと感じます。欧米では予防のために歯科医院に行くけれども、日本ではむし歯治療をするために歯科医院に行くという風潮があるようです。

そんな風潮に待ったをかける動きがこの夏ありました。

政府が全国民に毎年の歯科健診を受けてもらう「国民皆歯科健診」の導入に向けて検討する方針をまとめました。歯の健康を維持して他の病気の誘発を抑え、健康寿命を延ばすことで医療費の抑制を目指したいとしています。

特に歯周病の予防が出来れば、病気のリスクを減らす事が出来ます。
日本人は、40歳以上の約8割が歯周病の症状を持っているとされます。歯周病菌の感染によって歯周組織の炎症が進行し、口のなかの粘つき、歯磨きの際の出血、口臭、歯茎の腫れ、歯肉の痛みなどの症状が現れます。進行すれば歯が抜け落ちることもあります。最近の研究で、歯周病が誤嚥性肺炎、動脈硬化、心臓病、脳卒中、糖尿病、早産、関節リウマチ、アルツハイマー病などの病気と関係があることがわかってきました。
そこで、国は、皆保険とうたうことで、これまで受診機会が少なかった人に働きかけていく方針といいます。具体的には、会社などの定期健康診断に歯科健診を取り入れたりします。また、唾液を採取する簡易キットを配布し、歯周病検査をするなどの案が出されているようです。このほか、口腔粘膜の異常は、口腔癌などの可能性もありますので、お口の中の粘膜の状態を定期的にチェックすることも重要とされています。こうした口腔ケアを行うことで、病気や重症化の予防を実現し、医療費の抑制にも繋げたいとしています。

いかがだったでしょうか?歯科健診の重要性について改めて説明させて頂きました。今後も定期的にこのような情報を提供していきたいと思います。

木村歯科医院では、院長による無料オリエンテーションを

毎月開催しております。

次回の予定は、11月15日(火)15:30~となっております。

参加ご希望の方は 0120-255-418 までご連絡ください。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

また、木村歯科医院のインスタグラムでも

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健康についての情報を発信していますので、ぜひご活用ください。