お子さんの指しゃぶり

投稿日:2023年2月3日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは!木村歯科医院の吉成です🐥

 

 

 

さて、今回はお子さんの指しゃぶりについてのお話です👶🏻

 

「うちの子、指しゃぶりがやめられないのよね~」

「どうやってやめさせたらいいですか?」

と相談を受けることがあります。

 

 

 

指しゃぶりは一般的には生後2~4ヶ月頃から始まり、2~3歳くらいまで続くと考えられていますが、本当に個人差が大きいです。

保育園や幼稚園に通うと、遊ぶことや他のものに興味を持つことでだんだんと指しゃぶりしなくなってきます。

 

 

 

指しゃぶりについてはお子さんの発達状況や年齢によって見方が違ってきます。

 

 

 

乳幼児

この時期の指しゃぶりは生理的なもので、口腔機能の発達にも関与しているため、やめさせる必要はないです。

 

 

 

1~2歳

遊びが活発になり、話すことも増えてくるためお昼間の指しゃぶりは除々に減っていきます。

ただ、眠いときや退屈なときに無意識に指しゃぶりをすることはあります。

これは、不安・緊張・気分を落ち着かせるために行うものなので、やめさせる必要はないです。

 

 

 

3歳

幼稚園や保育園での集団生活で、お友達との遊ぶ機会が増えると、指しゃぶりの頻度は徐々に減っていきます。

しかし、周囲のものごとに興味がなかったり、不安や緊張が強かったりすると、指しゃぶりへの依存が高まって習癖化することがあります。

この頃あたりから、歯並びやかみあわせに影響が出始めるので、指しゃぶりの頻度を減らすよう対応していきましょう。

・親子のスキンシップ
・おしゃべり
・読み聞かせ
・お外でよく遊ぶ

 

 

 

4〜5歳

お子さんの理解力も高まってきている頃です。

指しゃぶりで歯並びや顔のかたちが将来変わってきてしまうことを説明して、「そろそろやめようかな」という気持ちに促してあげましょう。

「絶対やめなきゃダメ!」と叱ったり、無理にやめさせようとはせずに、お子さんの気持ちを受け入れて、自らやめようとすることをサポートすることが大切です。

 

指しゃぶり防止用の舐めると苦いクリームも売っていますので、活用してみてもいいかもしれませんね。

 

また、ご家庭にあるものでは絆創膏

指しゃぶりをする指に貼るだけで、指をくわえたときに違和感があるので、やめるきっかけになるかもしれません。

 

 

 

 

このように、指しゃぶりは成長のためのプロセスといえますが、ある程度の年齢を過ぎると歯並びやかみあわせに影響が出てきます。

 

ですが、成長は個人差がとても大きいもの。

あせらず、無理にやめさせようとせず、ゆっくり付き合っていきましょうね。

 

もし不安でしたら、お気軽に歯科医師にご相談ください。

 

 

 

最後に、当院では院長による無料オリエンテーションを毎月実施しております。

「知らなきゃ損する歯の話」や当院歯科衛生士による「コロナに負けない免疫力の話」など目からうろこの目白押しです。

次回の予定は、令和5年2月11日(土)15:30~となっております。

皆様のご参加、心よりお待ちしております。

さらに木村歯科医院のインスタグラムでは、今後の健康講座のスケジュールや診療日、健康についての情報を発信しています。

ぜひ、ご活用ください。