抜歯をする上で気を付ける事。

投稿日:2024年2月16日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の江渕です。
ここ数日春かと思うようなポカポカ陽気が続いております。暖かいのは良いのですが、段々と花粉の季節が近づいており戦々恐々としています。

さて、皆様歯医者に対してどのようなイメージがおありですか?最近ではメンテナンスや予防に重きを置いてありますが、やはり虫歯の治療で歯を削るといったネガティブな印象の方が多いかと思います。歯医者を苦手にしている中でも『抜歯』は嫌な治療第1位に輝くのではないでしょうか?少しでも不安や心配なく治療に臨めるように【抜歯の注意事項】についてお話します。

抜歯をするのはどのような歯でしょうか?目で見てわかる部分だけでなく、歯の根まで大きく割れたり欠けたり、ヒビがある場合。 また、歯そのものが自立する力を失ってしまっているケースや、そこから虫歯や歯周病といった病気が広がる可能性が考えられるケースでは抜歯となります。また、それ以外にも矯正治療の際にスペースを確保する為に抜歯をする場合もあります。

続いて注意点の説明です。治療前後に分けて解説します。

抜歯前
①薬の確認
持病を持たれている方で血液をサラサラにする薬や骨粗鬆症の薬を飲まれている方は事前の確認、場合によっては休薬が必要となります。
抜歯は外科処置ですので、血液が止まらなくなれば大変危険です。また、骨粗鬆症の薬は抜歯により骨が壊死する場合もあります。事前に主治医に確認をしてから治療に移りましょう。
②体調不良や患部に炎症があると麻酔が効きづらく身体に大きな負担が掛かります。前日はしっかり睡眠をとって体調を整えてから挑みましょう。

抜歯後
①傷口について
・処置直後から2-3日は唾液に血液が交じる事があります。患部からじんわりと出るのは心配いりませんが、ドバドバと出る場合はガーゼを咬んで圧迫止血した後、医院にご連絡ください。
・当日は強いうがいをしないでください。血が固まり組織になろうとしているものが剥がれてしまう恐れがあります。
・歯磨きは1週間ほど傷口に当たらないよう優しく磨いてください。
・当日は飲酒、喫煙、熱いお風呂、激しい運動は控えてください。血流が良くなると出血や痛みの原因になります。
②麻酔について
・麻酔は個人差はありますが、数時間は効果が続きます。麻酔が切れて痛みが出てきたら痛み止めを飲んでください。
・処方した薬は指示通りお飲みください。特に化膿止めは飲んだり飲まなかったりすると身体が慣れてしまい効きづらくなってしまいます。
③食事について
・食事は、傷に物が当たらないように軟らかい物、小さめの物を工夫して食べてください。特に麻酔が効いている時は、熱い物でやけどをしたり、舌やほっぺたを咬まないように注意してください。

すべての歯科治療に通じますが、抜歯は手術の一つです。ですので、患者様のご協力があってこそスムーズかつ安全に治療が進みますし予後も変わります。トラブルの可能性を最小限に抑え、お口を守っていきましょう。

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