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染め出しによる指導とセルフケアで歯肉を良好にした症例

投稿日:2025年09月17日

こちらの患者様は、ご家族が当院に通院されていることや、詰め物が外れてしまったことをきっかけに、久しぶりに受診されました。

お口の中を拝見したところ、外れた詰め物の部分に加え、歯の表面にはプラーク(細菌のかたまり)や歯石が固く付着していました。

そこで、まず唾液検査と食生活アンケートを行ったところ、歯周病リスクが高いという結果が得られました。

初診時には歯みがきの磨き残しも多く見られたため、プラークを色で可視化する「染め出し」を実施し、そのうえでお口の状態に合った歯ブラシを提案し、正しい磨き方をご説明させていただき、被せ物については歯ぐきの状態が落ち着いてからやり直すことにしました。

患者様がセルフケアにしっかり取り組まれたおかげで、歯ぐきの腫れや赤みは治まり、次のステップとしてデンタルフロスの使用も取り入れていただくよう指導しました。

その結果、歯ぐきの状態は良好で、被せ物の治療に現在は進んでいます。

なお、患者様は「染め出し」を行うのが今回初めてで、「予想以上にプラークが付いていて驚いた」とおっしゃっていました。

その後もご自身で磨き方を工夫されるなど、継続的にセルフケアに励んでおられ、今後は定期的に通院したいとのご希望です。

この良好な状態を維持できるよう、引き続き一緒に管理してまいります。

《治療前》                      《治療後》

年齢・性別40代・男性
治療回数3カ月/5回
治療費用保険適用の歯周病治療
リスクなど特になし

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