安心の滅菌処理
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ワンランク上の安心の院内感染対策!外来環・か強診を算定
木村歯科医院では、ご来院いただく皆さまが安心して治療に専念いただけるように、衛生面にもこだわっております。近頃、歯科医院の滅菌対策が不十分である というニュースが報道され不安に思われる方もいらっしゃると思いますので、当院で行っている滅菌対策をご紹介させていただきます。
5%の認定率!当院は、「外来環」と「か強診」の認定歯科医院です
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歯科外来診療環境体制加算
外来環(=歯科外来診療環境体制加算)とは、簡単にお伝えしますと「一般歯科よりワンランク上の優れた衛生管理をし、さらに万一の事態に緊急救命処置が行える体制を整えている歯科は保険点数を少しだけ優遇しますよ」という制度です。万全の衛生管理、緊急事態への備えが優れた歯科のみが認定を許されます。
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かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所
か強診(=かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所 )は、地域包括ケアシステムの構築に向け、厚生労働省が作った制度です。地域の医療機関や介護施設などと連携を行い、さらに滅菌消毒体制の優れた備えをしている歯科医院のみが認定を許されます。こちらも外来環と同じく5%程度の歯科しか認定されていません。
ハンドピース(歯を削るドリル)ももちろん滅菌処理
歯を削るドリルの先、および取っ手の部分(ハンドピース)ももちろん1つ1つ滅菌処理されたものを使用しております。
そのため、当院では常時66本の歯科用切削器具であるハンドピース、コントラを用意しております。
昨今問題になっているハンドピースの使い回しは一切行っておりませんので、どうぞご安心下さい。
ヨーロッパ最高基準の「クラスB」の滅菌器も導入
器材を滅菌する滅菌器には性能ごとに、上からクラスB、クラスS、クラスNというランクがあります。一般的な歯科医院の滅菌器のランクはクラスNです。クラスS、クラスBとランクが上がるにつれて滅菌できる器材の種類が増えます。
つまり、一般的なクラスNでは十分な滅菌処理ができないということです。
当院では歯を削るタービンや、チューブ状の物、複雑な形状をした物も隅々まで滅菌が可能な最高グレードであるクラスB基準を満たす滅菌器を使用し、器材の滅菌を徹底しております。
当院のお水はすべて殺菌水を使用しております
木村歯科医院で使用するお水は、すべて大学病院レベルの「機能水生成装置」と「軟水器」を両方使用した殺菌水です。
この殺菌水は、低濃度でも効率的に殺菌ができ、食品添加物殺菌剤をベースにしているため、人体に害はありません。
高い殺菌力によって芽胞菌まで殺菌が可能な上、耐性菌もできにくい安心のお水となります。歯科医院での使用は珍しく羽生でも導入している歯科は珍しいです。
また、当院の木村院長は「口腔機能水学会」という歯科医院における水質管理の勉強会に所属し、認定医の資格を有しています。
当院の診療台には清浄水が常に流れておりますのでご安心ください
当院では水道水が出て来る給水栓と診療台の間にリセオを挟むことで、塩素濃度の低下した水道水に追加塩素を注入し、診療台へ流しています。そうすることで、診療台の配管および患者様のお口に入る水すべての清浄を保っております。リセオから供給される水は、水道法の水質基準51項目及びWHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドラインの基準に適合しているので、口腔内にも安心してお使いいただけます。
専任の消毒・滅菌係を2名配備しております
一般的な歯科医院では、手の空いた歯科衛生士が器具を消毒・滅菌します。当院では、消毒・滅菌のみを行う消毒・滅菌のプロフェッショナルを2名採用し、専任として消毒・滅菌を行っております。彼女たちは何千回も消毒・滅菌を繰り返しており、些細な汚れや、器具の異変にも即座に気がつくプロフェッショナルです。
木村歯科医院は第二種歯科感染管理施設の認定を受けています
木村歯科医院は、歯科の医療現場における感染対策についての知識を有し、適切な衛生管理が実践されている施設として、NPO法人JAOS(日本アジア口腔保健機構)より「第二種歯科感染管理施設」の認定をいただいています。
当院には、消毒・滅菌などの衛生管理について深い知識を持った「第二種歯科感染管理者」が複数在籍しており、厳しい衛生基準を設け、スタッフ一同院内感染防止に努めております。
滅菌資格者も多数
院長含め、院内感染防止、滅菌に関する資格を有したスタッフも多く、スタッフ全員が院内感染防止に対する意識を高めております。
埼玉全域でみてもここまで多くのスタッフが滅菌資格を有している歯科医院はなかなかないと思います。
どうぞ安心してお任せください。
※写真で手に持っているのは、滅菌資格者証明書です。
器具の滅菌消毒方法をご紹介します
①殺菌水につけ置きして水洗い洗浄
このあとで薬液を使用して強力に消毒・滅菌していきますが、まずは使用済みの器具を殺菌水につけ置きして、スポンジ、ブラシ等で水洗いすることからはじめます。
これは、「タンパク汚れ」を落とすために行なわれます。タンパク汚れは薬液洗浄では十分に落としきれないため、スポンジでの水洗いが必要になるのです。
ここで十分にタンパク汚れを落としていないとこのあとの薬液洗浄の効果が不十分になってしまいますので、とても重要なステップです。
②薬液洗浄&超音波洗浄
スポンジで水洗いしタンパク汚れをしっかり落とした器具を、今度は専用の洗浄液へ浸し一定時間置きます。
その後、薬液を変え、今度は超音波振動を発生させる器具へ移し替え、超音波洗浄を行います。
これにより、器具の隅々まで洗浄を施すことができます。
③高温・高圧滅菌器で強力に滅菌。低温滅菌が可能なガス滅菌も並行使用。
次に、洗浄が終わったあとの器具をオートクレーブ(上記で記載のクラスB)と呼ばれる高圧滅菌器に入れ強力に滅菌します。オートクレーブの内部は120℃以上ととても高温で、強い圧力がかかり、器具の隅々まで滅菌処理が行えます。
高温で滅菌処理のできないプラスチック製の器具等は低温での滅菌処理が可能なエチレンオキサイドガス滅菌を使用しています。ガス滅菌においては、「特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任技能講習」を受け有資格者(院長をはじめ、数名のスタッフ)が作業しております。
④滅菌パック詰めして紫外線殺菌機で保管
オートクレーブで滅菌処理された器具を取り出し、使用用途に応じて滅菌パック詰めしていきます。
滅菌パック処理された器具は紫外線殺菌機へ移され、使用するまで安全に保管されます。
⑤治療で使用
最後に器具は患者様のお口の中へ運ばれます。
歯科医院の滅菌処理や院内感染についてご不安な方も多いと思いますが、どうぞ安心してご来院ください。
木村歯科医院スタッフ一同、安心・安全な治療を行うことをお約束させていただきます。