歯ぎしり・咬みしめしていませんか?

投稿日:2019年12月27日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは!埼玉県羽生市あります木村歯科医院の大竹です。

今年も残すところ4日となりましたね。大掃除や仕事納め、忘年会など忙しい時期ですが、体調を整えて素敵な年末年始を迎えたいですね。

 

先日、顎顔面機能や咬合に関するセミナーに参加してきました。その際に、自分の口腔内の模型を観察する時間があったのですが、歯のすり減りがちらほら確認されました。最近歯がしみるかも…ということもあり、自身の歯ぎしりや食いしばりをより意識する機会だったと思います。

 

そんな個人的にホットな話題から、今回は「ブラキシズム」に関するお話をしたいと思います。

 

「ブラキシズム」とは、睡眠時や覚醒時を問わず行われる歯ぎしりや食いしばりの総称です。ブラキシズムは、歯・歯肉。歯槽骨(歯を支える骨)とその周囲の組織に様々な影響や弊害を及ぼします。例えば歯がすり減る、割れる、揺れる、知覚過敏、顎関節症、頭痛、肩こりなどです。

 歯や周囲の骨などが受け止める咬む力は、強い人で70㎏を超えるとされています。とても大きな力ですね。ブラキシズムの場合、その大きな力が持続的に加わるため問題となるのです。

 

皆さんは歯ぎしりや咬みしめをしていませんか?実際はやっていても気づいていない場合が大半です。

鏡を見ながら、以下についてチェックしてみましょう。

 

▼レッドゾーン:チェック項目3つ以上当てはまれば、ほぼブラキシズムがあるでしょう。

・歯ぎしりをしていると、家族から指摘されたことがある

・集中しているとき、緊張しているときなど、無意識のうちに咬みしめていることが多い

・歯科医院で「歯ぎしりや咬みしめをしていませんか?」と聞かれたことがある

・歯が割れた(折れた)ことがある(事故、けがを除く)

・頬の内側の粘膜や舌の周辺に歯の跡がついている

・歯がかなりすり減っている

・肩こりがひどい

・頭痛がすることが多い

▼イエローゾーン:レッドゾーンのチェックで当てはまる項目が1つ以上あり、このイエローゾーンにも当てはまる項目が3つ以上ある場合、「ブラキシズムの可能性が高い」です。

・詰め物がたびたび外れる

・犬歯やその前後の先端が極端にすり減っている

・朝起きた時に、口の周囲にこわばりがある

・歯肉周囲に硬く隆起しているところがある

・歯の付け根がくぼんでいる

・むし歯でもないのに、しみることがある(知覚過敏)

・顎の関節に痛みがあったり、カクカク音が鳴る

・エラが張っている

・ストレスがたまりやすい

 

歯ぎしりや咬みしめによる影響から歯や周囲の組織を守るためには、ブラキシズムを早期発見して対応することが重要です。ブラキシズムの兆候がある方は相談してみてください。

また、プラークコントロール不良とブラキシズムが合わさると虫歯や歯周病が悪化しやすくなります。クリーニングを行い、口腔環境を良好にしましょう。

歯を守り、治療した状態を長持ちさせるため、定期検診お待ちしております。

 

 

当院では院長による無料オリエンテーションを行っております。

今月は 12月28日(土)15:30~ となっております。

 

年末年始について、12/29(日)~1/5(日)まで休診にさせていただきます。

1/6(月)から通常診療を行います。

来院者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくい願いいたします。

それでは、どうぞ良い年をお迎えください。