汗と唾液

投稿日:2023年9月12日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の松崎です。

9月に入っても30度を超える日々が続いていますね。
私は外を少し歩くだけで汗が出てきます。
9月中はまだまだ気温が高い日が続きますが、
10月に入れば、気温が5度~10度ほど下がりますので、
早く時間が過ぎて欲しいと感じます。
皆さまは、気温の変化によって体調を崩されないよう、
体調管理にお気をつけてお過ごし下さい。

最近は、スポーツが大盛り上がりですね!!
バスケ日本代表の48年ぶりの五輪自力出場やサッカー日本代表がドイツに勝利、
ラグビー日本代表W杯初戦勝利など、、、
TVの視聴率の高さからも盛り上がり度を感じます。
早起きをしたり、試合に集中する為にその時間までに
色々なことを終わらせたり、
ワクワクした気分で毎日を過ごしています。
本日9月12日(火)もサッカー日本代表対トルコ代表の一戦がありますね。
とても楽しみです。
スポーツ選手が汗水を流して活躍する姿は本当にかっこいいと思います。

さて、人間が一日にかく『汗の量』を皆さんはご存知ですか?

それは、約500~1,500mLと言われております。(※個人差があります。)
夏の室内で活動すると、一日の汗の量は3,000mLぐらいになるそうです。
一日に小さいペットボトル~大きいペットボトル分の
水分を汗だけで体から出しているそうです。
人間は、汗を出して、体温を調節しています。
外の気温が高いと汗をかき、体温を下げるように体が出来ています。
体内の水分が無い状態ですと、体は汗を出すことを止めるため、
体温があがってしまい体調不良を起こしてしまいます。
汗を出すためにも、水分補給は必ず行うようにしましょう。

歯科とは関係ない『汗』の話になってしまいましたが、
歯科に関する次の質問です。

人間が1日に出す『唾液の量』はご存知でしょうか?

健康な成人の唾液量は、一日1,000~1,500mlと言われています。
(※個人差があります。)

つまり人間は、通常の生活をしているだけで、
汗より多いもしくは同じぐらいの量の水分を唾液として出しています。

そんなに唾液が出ているの?と驚く方もいらっしゃるかと思いますが、
その唾液には健康を維持するためにとても大切な働きを沢山しております。
以下、唾液の主な働きをご紹介します。

①消化

⇒唾液に含まれるアミラーゼでデンプンを分解し消化しやすくする。

②粘膜保護

⇒口内粘膜や歯を覆うことで、細菌感染や歯の擦り減り、エナメル質の溶解を防ぐ。

③自浄

⇒口内の細菌や食べかす、プラーク(歯垢)を洗い流す。

④抗菌

⇒細菌の活動を抑え、口の中の細菌の増殖を抑える。

⑤歯の再石灰化

⇒食べたり飲んだりしたことで溶けかかった歯の表面を修復し、虫歯を防ぐ。

⑥口の中を中和させる

⇒食べたり飲んだりしたことで酸性になった口内のpHを中和し、虫歯を防ぐ。

『唾液を出すこと』がいかに大事かが分かりますね。
しかし、現代の食生活は噛む回数や食事時間の減少により、
唾液の量が減ってきていると言われています。
唾液が減ると、虫歯・口内炎・歯周病になりやすく、
消化や吸収に悪影響が出てしまいます。

なので、口の中を守るためにも、体を健康に保つためにも、
唾液を出す量を増やすことが大切です!
唾液を出すには、まずは噛む回数を増やすこと、水分補給をすること、
皆さんが出来るケアとしては、唾液腺をマッサージをすることなど、
少し意識を変えるだけでも効果が出ると思います。

唾液を出すためには、「噛む」ことが重要です。
むし歯や歯茎の痛みで「噛めない」状態ですと、唾液が減少してしまいます。

唾液を出すためにも、お口の環境を整えることが必要です。
そのためにも、悪い箇所があれば治療をし、噛めるようにしておきましょう!!

当院では、目から鱗の話がたくさん聴ける、
院長による無料のオリエンテーションを行っております。
次回の予定は、令和5年10月14日(土)15時30分~  です。
参加をご希望の方は0120-255-418までご連絡ください。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
さらに木村歯科医院のインスタグラムでは、
今後の健康講座のスケジュールや診療日、
健康について発信をしておりますので、ぜひご活用ください。