⑩入れ歯に代わる第2の永久歯インプラント

投稿日:2017年1月22日

カテゴリ:埼東よみうりコラム記事

百万円の人工心臓と1千万円の人工心臓とどちらが性能が良さそうでしょうか?

以前はインプラントにしたら痛かったり腫れた挙句にインプラントが駄目になり入れ歯も入れられなくなって大変な目にあったなどの話を聞きます。また、一度入れたインプラントの具合が悪いという事を取り合ってもらえないとか、インプラント手術をした先生がいなくなってしまったなどいろいろなトラブルも聞きます。

今は、技術はもちろん、しっかりと滅菌消毒使い捨て等を行い、バイ菌で観戦して腫れる事もほとんどありません。痛みも無い方がほとんどです。仮にインプラントが駄目になっても骨を作る技術があれば元に戻す事が可能です。歯を失ったら元に戻りませんが、インプラントを失っても元に戻る可能性があるのです。保証があれば無料でもどりますし、また噛む事が出来ます。両隣の自分の歯はそのままでよいのです。

現在の技術はそこまで進んでいるのです。再生医療も5年から10年で導入される可能性はあります。しかし、それまでの期間に噛めない事から不健康になり、あげくに美味しいものも食べられず短命になってしまっては何の為に働いてきたのか分からなくなってしまいます。

以前、老人保険に切り替わるまで一部負担金が高いから治療はしないで良いと言う患者様がおられました。その方は切り替わるまでにどんどん歯が抜け最終的には切り替わった老人保険で入れ歯を入れて治療を終えました。しかし、その治療が終えるまでに5本もの自分の歯を失っているのです。

入れ歯で噛めるようになったとはいえ、噛み応えは自分の歯よりも劣ります。健康保険で治す事よりも安く治療する方法は今のところないと思いますが、その範囲でも一番安く済まそうと考えた挙句の結果でした。何よりも自分の体の一部をお金の為に失う事がもったいない気がします。