お口の老化⁉

投稿日:2021年6月11日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の野本です。
暑い日が続いていますが皆様体調はいかがですか?
しっかりと水分補給をして、熱中症にならないようにお気をつけください^_^☆

今回は「口腔機能低下症」についてお話したいと思います。最近「ムセやせき払いが増えた」「食べ物が飲み込みづらい」など…そんな経験ないですか?噛む、飲み込む、話すといったお口の機能は、からだの筋肉と同じように、加齢とともに衰えていきます。お口の機能が低下していくと、どのようなことがお起こるのでしょうか。
【健康なお口】
●唾液が十分に分泌
●引き締まったくちびるや頬
●舌の動きも良い
●飲み込みにも問題なし

【老化したお口】
●唾液分泌の減少
・唾液の分泌は、加齢や持病のお薬の影響などにより減少します。
・お口が渇いたり食べ物が飲み込みづらくなります。お口の細菌も増殖しやすくなるので、むし歯や誤嚥性肺炎のリスクが高まります。

●くちびるや頬の筋力の低下
・咀嚼時には、くちびるや頬が食べ物をこぼれないように保持しています。加齢のほか、日常的に動かす頻度が減ることで、くちびるや頬の筋肉は低下していきます。
・食べこぼしや頬を噛むことが増えます。ほうれい線も目立つようになります。

●舌の筋力の低下
・飲み込むときには、舌の根が口蓋まで上がることで、食べ物をのどに送り込んでいます。舌は筋肉のかたまりなので、日常的に動かす頻度が減ると筋力が低下していきます。

●喉頭蓋の弁の動きの低下
・喉頭蓋(のどぼとけあたり)には弁があり、飲み込むタイミングにあわせて気管にフタをし、食べ物が気管に入り込まないようにしています。
喉頭蓋の弁も加齢により動きが悪くなっていきます。フタをする動きが食べ物の通過のタイミングに合わない場合、食べ物は食道ではなく気管に入り込み、誤嚥が起こってしまいます。

いかがでしたか?しっかり噛むことを意識して食事をしたり、口元の体操をしたりすることでいつまでも若々しく元気に過ごすことができたらいいですね!
最後に、お口の機能を改善するための簡単な体操をご紹介します。
【くちびると舌を鍛えるベロ回し】
①お口をぎゅっと閉じ、舌を歯とくちびるのあいだに入れます。
②歯の上を舐めるように、舌を一方にゆっくり大きく10回まわします。
③反対方向にもゆっくり10回まわします。1日3セットを目安に行ってください。

最初は苦しくて、大変に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、焦らずゆっくりチャレンジしてみてください。
他にも色々な方法がありますので、気になった方は是非スタッフまでお声がけください。

木村歯科医院では院長によるお口の健康に関するオリエンテーションを無料で行っています。
次回の開催は
6月12日(土) 15:30~
6月22日(火) 15:00~
となっております。
参加希望の方は木村歯科医院(048-561-0808)又はスタッフまでご連絡ください。
皆様のご参加お待ちしております!