②どちらが得でしょうか?

投稿日:2017年1月22日

カテゴリ:埼東よみうりコラム記事

前回、同じ歯を何度も治療し続けながら結局失ってしまう不思議なお話しをしましたが、それを防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。なーんだと思うかもしれませんが、それは『予防』することです。歯を削った瞬間から歯を抜く運命が始まると考えれば、虫歯にならないように予防する事しか道はないのです。

予防の方法といえば、日々の手入れの他、歯科医院での定期検診やクリーニングがあります。これからの歯科医院は『痛くなったら通う』のではなく『痛くならないように通う』事になります。

一般的に1本の歯を治療すれば、1回1500円から2000円程度かかります。

仮に虫歯にならないように予防のためにお金がかかっても、いったん歯を削り始めてしまったら平均7年ごとに治療費がかさみ、最終的には歯を抜く時期が早まってしまいます。さらに歯の汚れをメンテナンスしない場合は歯周病も絡んできて、ますます歯を失う危険が増えていきます。

車でさえ数年ごとの車検でお金がかかるように、長い時間乗るためには検査やメンテナンスが必要です。体の一部である歯も当然メンテナンスが必要と考えております。

WHOの統計によると国を挙げて予防に取り組んできたスウェーデンは80歳での残存歯が20本以上、アメリカは18本以上あるそうです。ところが予防を行ってこなかった日本は80歳の時点で平均6本と格段に少ない結果が出ています。早期発見・早期治療の考えのもと、全て削って詰める治療をしてきた結果です。

自然界の動物は争いで歯を失ったら死が待っています。私たち人間が歯を失ったら美味しく味わえない上によく噛めない為、唾の量も減り脳血流量も減りボケが早まると言われています。歯を失う事により命まで短くしていないでしょうか?ぜひ皆さんの健康づくりの一つに歯のメンテナンスや予防の考えを見直してみてはいかがでしょうか?