在宅歯科診療

投稿日:2019年7月9日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にある木村歯科医院の早川です。

診療室にいると分かりづらいのですが、今日は少し肌寒かったようで…
七夕も過ぎましたしそろそろ太陽が恋しいです。

7月に入り、当院での訪問歯科診療がスタートして1年が過ぎました。

今日は「在宅歯科診療」についてです。
まず、在宅歯科診療とは高齢者や障がい者など何らかの身体的・精神的理由で歯科診療所に通院できない方を対象に、歯科医師と歯科衛生士が自宅や介護施設、病院等に訪問し、歯科診療や専門的な口腔ケアを行なう制度のことです。
歯科医療従事者が他職種と連携し、患者さんの生活の質をできるだけ高く維持し、過ごしやすい人生を送るためのお手伝いをすることが目的となります。

在宅療養中の患者さんの口腔内は様々なトラブルを抱えていることが多くみられます。
例えば・・・
う蝕になっているまま放置された歯
歯周病で動揺している歯
義歯やかぶせ物・詰め物の不適合による粘膜創傷
口腔乾燥(唾液分泌の減少・摂食障害・酸素マスクの使用・口呼吸・薬剤の副作用・室内の空気の乾燥などによるもの)
舌苔(舌苔が付着していると口臭の原因にもなる)

そして、患者さんの口腔内の状態に合った口腔ケアおよび指導を行なうことが大切になります。

高齢者の方は口腔衛生状態が悪いと誤嚥性肺炎のリスクが高まるので注意が必要です。
最近の厚生労働省の調査結果によると、日本人の死因の第3位が「肺炎」となっており、肺炎で亡くなる高齢者のうち、その多くは誤嚥性肺炎が原因となっています。
誤嚥性肺炎は気管に誤って食べ物や唾液が入る誤嚥によって口腔内や咽頭部の細菌が肺の中に入り引き起こされます。口腔内を清潔に保つことやしっかり噛めるお口が重要であることから、常に口腔衛生状態を良好に保つためには、口腔のケアに関する家族の協力も大事になるため、本人だけでなく家族・介護者にも誤嚥性肺炎の危険性を理解してもらう必要があります。
ベッドの角度が調整可能であれば、誤嚥を防ぐためにチェアの角度に注意します。

脳血管障害の方に口腔のケアを行なう際は、ポジショニングと誤嚥に注意します。
誤嚥を防ぐためガーゼを使用したり、頻繁に吸引しながら清掃を行ないます。

それぞれの患者さんにあった口腔ケアが出来るようにこれからも学んで行きたいとおもいます。

訪問歯科診療についてのご質問、ご相談もお受けしております。

院長によるオリエンテーションへのご参加もお待ちしております。
次回は7月16日 火曜日 15時からです。
参加をご希望される方は0120-255-418までご連絡ください。