ジルコニアセラミック

投稿日:2023年3月17日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にある木村歯科医院の田中ょです。

先日ラジオを聴いていましたら、世界では砂の需要が高まっていて世界各地で

砂の争奪戦が起こっているそうです。

コンクリート、ガラス、シリコン、道路、建物、など身近にあふれている砂。

砂漠の砂を思い浮かべましたが、砂漠の砂は風に飛んでぶつかり合い角が取れて丸くなり

強度が出なくてコンクリートには使えないとのこと。

集積回路のシリコン原料は砂。

光ファイバー石英の砂などと、知りませんでしたが、いろいろな所に使われているのですね。

 

長石や石英は陶材の成分。

そこで、砂の流れから・・・陶材を使う補綴物の一つである、

ジルコニアフレームの上に陶材を盛った補綴物は審美性も高く、前歯部の治療には最適だと思います。

ジルコニアフレームに陶材を築盛作業の工程です。

患者様の歯の色に合わせた陶材パウダーを用意します。

パウダーに専用リキッドを混ぜていきます。

泥状になった陶材を筆で盛り上げていきます。

陶材築盛作業は、ボディー色、エナメル色、トランス色などを、

水分が乾く前に歯の形を作り上げ、

陶材の焼成収縮を考えて、最終的な歯の大きさよりも大めに盛り上げます。

焼成温度は、約930度。

焼き終え、窯から出し、冷却を終えたら作業模型に戻して

形態修正を行って、最終的な歯の形に仕上げていきます。

手作業で工程も複雑。

セラミックの補綴物は、金属アレルギーの心配や変色もほとんどなく、プラークや汚れも付きにくいです。

 

当院では院長による無料オリエンテーションを毎月開催しております。

次回のオリエンテーションは、令和5年4月4日 火曜日 15時30分~ となっております。

参加をご希望の方は 0120ー255-418 までご連絡ください。

さらに木村歯科医院でのインスタグラムでは今後の健康講座のスケジュールや診療日、

健康について情報を発信しております。

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