顎関節症について

投稿日:2021年3月19日

カテゴリ:スタッフブログ

羽生市にあります木村歯科医院の大竹です。
明日は春分の日ですね、段々と暖かく、日も長くなって、春の訪れを実感しますね。

さて、私事ですが最近ふとした時に顎の痛みや音が気になるようになることがありました。以前から顎の雑音はたまに自覚していましたが痛みが出たのでどきどきしてしまいましたね。
「朝起きたら顎が痛い・疲れている」、「大開口したら顎が痛い」、「顎から音が鳴るようになった」など、身に覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?これらの症状は、顎関節やその周囲の組織由来の症状であるとされています。
今回は「顎関節症」についてお話したいと思います。

顎関節症とは?
顎関節症とは「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害ないし顎運動異常を主症状とする慢性疾患」とされています。顎の関節だけでなく、その頭部や頸部の筋肉や靱帯も含めて原因や症状があるということですね。

<原因>
・顎の酷使(大開口、硬いものを噛んだ)
・ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)
・顔面の打撲、交通事故による外傷
・姿勢、悪習癖(頬杖や睡眠時の姿勢、猫背、画面を見る際の前傾姿勢)        ・
・急激な咬合の変化
・ストレス
・身体的、精神的疲労の蓄積
・顎や口を使う楽器の演奏

顎関節症は単一の原因によって起こるのではなく、上記の様々な因子が複雑にからみ合って発症する多因子説が現在の基本的な考え方になっています。

<治療>
治療法としては、日々のセルフケア、生活習慣の改善、スプリント療法、薬物療法、外科手術、咬合療法などがあります。
可逆的で侵襲が少ないものとして行うことができるセルフケアや生活習慣の改善については以下の通りです。

・関節と筋の安静(上下の歯を離す、柔らかい食事を摂る、ガムは控える、長時間の歯科治療を避ける、あくびをコントロールする)
・姿勢(普段の姿勢、寝る時の姿勢)
・筋のストレッチ、マッサージ
・ストレス発散(リラクゼーション、全身の運動)

顎の症状に思い当たる節がある方、ぜひ実践してみてください。

 

 

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