タバコを吸うと歯周病に??

投稿日:2021年9月17日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。
埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の北嶋です。

最近は朝晩が涼しく、過ごしやすい季節になってきましたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆様も体調管理にはお気を付けください。

さて、今回はタバコと歯周病の関係についてお話させていただきます。
皆様はタバコを吸っていますか?
国立がん研究センターのデータによると、日本人の16.7%が喫煙者だそうです。最近は分煙が進んでいて、吸う人も吸わない人も暮らしやすい世の中になってきつつあります。タバコってなんだか身体に悪そう、と思う方も少なくないと思いますが、実はタバコは歯周病にも大きな影響を及ぼすことをご存知でしたか?

タバコには多くの有害物質が含まれていますが、それらはお口の中に入ると粘膜や歯茎から吸収されます。そうすると血管が収縮してしまうので血行が悪くなり、歯周ポケットの中で歯周病の原因菌が繁殖しやすくなります。ですから、非喫煙者と比べて喫煙者の歯周病のリスクは高いのです。

では実際にはどんな影響が出てくると思いますか??
まず、歯周病に気付きにくいという問題がでてきます。タバコの影響で歯肉の腫れや出血などが見た目上抑えられることで、患者様ご自身が歯周病に気付かない、ということは珍しくありません。そのため、気付いたときには歯周病が進行してしまっている場合があります。

また、タバコに含まれるニコチンによる影響で唾液の分泌量が減り、プラーク(歯垢)や歯石がつきやすくなります。そして実はこのニコチン、アイコスなどの加熱式タバコにも多く含まれているのです!加熱式タバコはタバコ葉を燃焼させるのではなく加熱するので、確かに一酸化炭素などの一部の有害物質は普通のタバコに比べて少ないです。しかし、ニコチンの量はそれほど減っていないので、結局のところ歯周病菌の栄養となってしまうのです。

いくつになっても禁煙が遅すぎるということはありません。もちろん早く禁煙したほうが歯周病の改善にも、その他の健康改善にも効果的ですが、50歳で禁煙しても余命が6年伸びるというデータがあるそうです。
…とは言えいきなり禁煙するのは難しいと思いますので、少しずつ本数を減らしていくなど、できることから始めていけたらいいですね。
何かご不安なことやご質問等がございましたら、いつでもお気軽にお声がけください!

当院では、院長による無料のオリエンテーションを実施しております。
今でしたら、歯科衛生士による「コロナに負けない免疫力アップ」のお話も併せてお聞きいただけます。

9月25日(土)15:30〜
10月9日(土)15:30~ を予定しております。

参加ご希望の方は0120–255–418までご連絡ください。

スタッフ一同皆様のご参加を心よりお待ちしております。