嚥下障害について

投稿日:2024年1月30日

カテゴリ:スタッフブログ

埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の嶋です!(^-^*)/コンチャ!

年始に千葉県にある鴨川シーワールドへ念願のシャチのショーを見に行ってきました!o(^O^*=*^O^)o

シャチを見ながら食べた、シャチ形のハヤシライスがとっても美味しかったです♥

 

ところで、ご飯を食べるのに必要な「飲み込む」という動作、他に「嚥下(えんげ)」という言い方をします。

その飲み込むことができなくなる状態を「嚥下障害」と言います。

なぜ嚥下障害が起こるのか?嚥下障害になってしまうとどのようなことが起こるのか?をお話しさせていただきます。

 

嚥下障害が起こる原因は、まず1つ目に嚥下に関係する器官が障害されていることがあげられます。

その原因としてお口の中や咽頭部の腫瘍とその術後、炎症などがあげられます。

もう1つが器官を動かす神経、筋肉などに原因があることがあげられます。

これは脳や脊髄の障害、末梢神経障害、パーキンソン病や脳血管疾患が代表的です。

そして、誰にでも起こる老化によっても嚥下機能は低下します。また、外側からの刺激の減少や身体を動かさないことによる廃用症候群や認知症の進行も原因になります。これらの原因は重なって生じていることも少なくありません。

 

では嚥下障害になるとどのようなことが起こるのか?

それは、食べ物や唾液などが気管に入ってしまう誤嚥(ごえん)に繋がりかねません。気管は肺に繋がっているため、肺炎の多くは誤嚥によるものと言われています。また、誤嚥は窒息の原因にもなるので十分注意が必要です。

嚥下障害により低栄養状態にもなりかねません。低栄養状態が続くと筋肉量が減少し、体重が減ってしまうのみならず、免疫力の低下したり、感染症にかかりやすくなったり、最終的には命の危険にも関わってしまいます。

また、身体の中の水分が不足することにより血液濃度が高くなって脳梗塞が起こるリスクも高くなります。また、お口の中が乾燥して不潔がちになるため、肺炎が起こりやすくなります。

さらに、口から思うように食べられないという精神的苦痛がうつ状態を招いてしまうことがあります。怒りっぽくなってしまったり、必要以上に落ち込んでしまったり、意欲が低下してしまうなどの状態になってしまい、必要なリハビリを進めることが困難になります。

「飲み込む」という動作ができなくなるだけでこんなにも身体に影響がでるなんて・・・( _ _ )

人間の動作に無駄なことなんてありません。

それは「噛む」ということも生きるために大切な動作です。

今のうちから飲み込むことの必要性を知っていただければと思います!(*・∀・)

 

当院では、目から鱗の話がたくさん聴ける、院長による無料のオリエンテーションを毎月開催しております。

次回の予定は令和6年2月10日㈯15:30〜

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