お口まわりのトレーニング

投稿日:2023年7月4日

カテゴリ:木村歯科訪問プロジェクト

埼玉県羽生市にあります木村歯科医院の早川です。

蒸し暑い日が続いていますが、体調を崩してはいませんか?
まだ梅雨明けもしていませんが、梅雨が明けたら今年の夏はどうなるのかと心配な今日この頃です。

先日ひさしぶりに義実家で食事をしました。
夫の祖父は99歳です。
数ヶ月前はうな重一人前をペロッと食べてしまうくらいだったのですが、最近はだいぶ量も減り、ごはんはおかゆになり、おかずもミキサーにかけたものになっていました。

高齢者の口腔機能や栄養管理のセミナーで見たこともありましたが、実際、身近なところで…となると
ちょっと複雑でした。
何かできることはないかなぁ・・・と思っています。

ある調査のデータによると、「お茶や汁物などでむせることがある」人の割合は、60歳以上になると20%を超えるそうです。

嚥下(飲み込み)にかかわる器官も徐々に機能低下していきます。

口唇の機能が悪くなってくると、飲み込む時にもしっかり口を閉じられなくなる可能性があります。

舌の力が弱くなってくると、食べたり飲み込むために舌はなくてはならない器官なのでそれらの動作が難しくなってきます。

咀嚼の力が弱くなってくると、咀嚼回数と時間がかかるようになります。

呼吸の機能も加齢の影響を強く受けます。気道の防御反射が鈍くなり、むせ反射が遅くなってしまいます。

他にも、加齢により唾液が減少したり、飲んでいる薬の副作用であったり、脳血管疾患の影響の可能性もあります。

予防・改善や対策としましては…
おしゃべりをすること。おしゃべりは口腔の各器官をよく動かすことになり、なにより相手がいることによって他者とつながることにで心も元気になります。

二つ目は歌うこと。会話よりもさらに発声力を使うのでお風呂でうたったりと声帯を鍛えるのによさそうです。

三つ目は表情豊かにする。顔には表情筋という筋肉があります。その筋肉を動かすことにより、感情が表されます。笑うことは呼吸筋も使いますし、なにより楽しいという感情は元気にもなります。

当院では訪問歯科診療も行っております。
なにかございましたらお問い合わせください。

木村歯科医院では、院長による無料オリエンテーションを開催しております。

次回は8月26日 土曜日 15時30分〜
   9月 9日 土曜日 15時30分からです。

参加ご希望の方は0120-255-418までご連絡ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。